vol.701 => 「良き生徒になれる能力」を磨く・・・

□■□■-----------------------------2023.6.19---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

   「良き生徒になれる能力」を磨く・・・

というお話です。

 

「博識で話題の豊富な人になりたいな・・・」。若い頃、そう考えていました。

そうした人になりたいという思いは今でもあります。

でも現実には、なかなかうまくいかない。

 

諸説ありますが、人間の脳は35歳くらいまで、ひたすら記憶を詰め込むそうです。

35歳以降は、詰め込んだ記憶のつながりをつける脳になる。

つながりのつかなかった記憶は抜け落ちます。

だから、ある程度の年齢になると、「あの~、あれだよ、あれあれ」が始まる(笑)。

でもこれは、「余計なものが抜け落ちて、脳内のつながりが強固になる」という見方もできます。

そのため、「判断力のピークは5~60代だ」という説もあるんです。

 

そこで私が意識しているのは、「博識な人よりも、良き生徒になろう」ということです。

博識な人になるって、エンドレスな努力が必要ですよね。

一方、良き生徒になるのは、それほど大変なことではありません。

良き生徒というのは、ただ相手の話を素直に聞く生徒ではありません。

気の利いた質問をして、先生が思いもしなかったような一面に気付かせる。

まとまらない先生の話も我慢して興味深そうに聞いて、整理してあげる(笑)。

それから、ある知識には、必ず別の分野との関連性や共通点があります。

そうした点を指摘してあげる。

こうしたことができてこそ、良き生徒です。

 

良き生徒になれると、分野の違ったいろいろな人と会うのが楽しくなります。

意外なことに、オジサンが興味深そうに聞いてあげると、若い人たちが喜んで話すんですよね。

よくZ世代と言われますが、その世代の人たちは、そう一括りにされることに抵抗があります。

直接教えを受けてみると、いろいろと面白いです。

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