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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
相手の意思を尊重しながら説得する・・・
というお話です。
先日の公開講座に、大学生の次男が初めて参加しました。
よく「お子さんを受講させるって、すごいですね」と驚かれることがあるのですが、
自分が「これは良いものだ」と思って研修を開発しているのですから、子供に受講させるのは当然です。
長男と同じく、次男にも、くり返し受講させようと思っています。
とはいえ、正直に言って、子供たちが喜んで受講しているかというと、決してそんなことはありません。
次男も、ものすご~く気が重かったそうです(苦笑)。
まあ当然ですよね。
社会人の皆さんの研修に、大学生がポツンと入っていくのですから、そう気楽ではいられません。
でも、終わった後には「受講して良かった!」とハッキリ口にしていました。
それでは、なぜ次男は研修を受講したのでしょうか?
私が「受講しないか?」と働きかけたから。
これが、きっかけではありますが、それだけでは受講に至りません。
次男の中で葛藤が起こります。
「やっぱり気が重いな…」
「兄ちゃんは『受けて良かった』と言っていたけど…」
「別に今じゃなくてもいいんじゃないかな…」
次男の中に、いろんな思いが沸き起こったことでしょう。
なので、初めから色よい返事が得られたわけではありません。
「う~ん・・・」という感じですね。
ここで、ハッキリしないからといって、短気を起こさず、見守るようにする。
そうすると、次男からポツポツ質問が出始めます。
「何時間くらいかかるの?」「演習って、どんなことやるの?」・・・
それに対して、私は一つひとつ答えていきます。
しばらくすると、「う~ん、まあ、じゃあ、受けてみようかな・・・」となる。
私は、ここでニッコリ笑います。実際に嬉しいので。
もう、おわかりですよね。これは「対話型の説得技法」です。
がぁがぁ言って、べらべらしゃべって説得するのではない。
働きかけて、見守る。相手の意思を尊重しながら説得する。
受講後、次男に「何が一番興味深かった?」と聞いてみました。
すると、「人は、『他人に言われたこと』ではなく、『自分で言ったこと』をやろうとする。というのが一番興味深かった」とのこと。
これは、対話型の説得技法の根本をなす思想です。
「たしかに、お父さんは、『この研修を受けろ』って言わずに、僕が『受けてみようかな』と言うまで待っていたもんね」
なかなか、いいところを見ていますよね(^^)。
なんて、親バカですね・・・(^^; 。
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