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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
アイデンティティ・クライシス・・・
というお話です。
独習プログラムの動画、もうご覧になりましたか?
実は私、ごく最近まで「講義の映像を配信する」という発想は持ち合わせていませんでした。
この動画、いわゆる「Eラーニング」の常識とは、まったくかけ離れたものです。
たとえば、Eラーニングは移動中にスマホで見たりするのでテキストは使わないんです。
この講義映像は、そうした諸々の常識を「まったく」満たしていません。
私は、過去の経験から、そうした常識が染み付いていました。
だから、「講義の映像を配信する」という発想が浮かばなかったんです。
それが、コロナになってリモートで研修を提供するようになった。
自宅やオフィスにいる人たちに、ZOOMで講義を視聴してもらう。
そうすると、「リラックスして、ゆっくり受けられる」と評判がいい。
さらに、実験的に録画したものを見てもらいました。
そうすると、「気になるところを、映像を止めながら見られるのでいい」と評判がいい。
私は古いタイプの「ライブがいいんだ!」というオジサンでしたから、「ええっ、そうなの?」という感じでした。
それまで、東京・大阪・上海をグルグル回って、自分の講義をライブで届けることに意義を感じていた。
そんなことに意味がないことがわかった(苦笑)。
いわゆる「アイデンティティ・クライシス」ですね。
一番衝撃だったのが、「受講者に応じた講義なんて必要ない」ということです。
ライブでは、管理職向け、主任クラス向け、営業向けなど、その日の受講者に応じた講義をしていました。
私の中にある「引き出し」から、その日の受講者に応じたものを選んで50分×3コマの講義にする。
(合計2時間半)
「これが、熟練の技だ」なんて思っていた。
録画を見てもらうようになって、その引き出しを全部出すようにした。
その結果、3時間半の講義になった。
一か月間かけて、自宅で休み休み見られるから、3時間半でも大丈夫。
昨年対話力強化講座を受講した人が、独習プログラムの動画を見て「初めてのことがたくさんあった」。
そりゃあ、そうですよ。出し惜しみ?しないで、引き出しの中を全部見せているんだから。
自分が大事に思っていたことが、そうじゃないことを思い知らされた。
でも、今では「よかった」と思っています。
「講義のデリバリーの負荷が減ったのだ」と考えればいい。
それなら、講座の開発に専念すればいい。
前回も書きましたが、講座の進化がより速くなりました。
「復習のつもりで独習プログラムを視聴したら、まったく新しい研修になっていた」
かつての受講者の方々から、そうした感想がたくさん寄せられています。
自分でも、講座の開発に専念できて、なんだかより一層楽しくなってきました。
ぜひ、動画をご覧ください。
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