vol.553 => 大学1年生と話したら、ビックリすることばかり・・・

□■□■-----------------------------2020.6.08-□■□■

 

     【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」(毎週月曜日配信)】

 

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

 

        大学1年生と話したら、ビックリすることばかり・・・

 

というお話です。

 

 

つい先日、大学1年生の人たちと話す機会がありました。

 

皆さん、この4月に入学したばかり。ピカピカの大学1年生ですね。

 

とはいえ、このコロナ騒動で入学式は中止になりました。

 

それどころか、入学試験以来、まだ一度も大学に足を運んでいないそうです。

 

 

そんな彼ら彼女らは、入学前からSNSでつながっています。

 

進路が決まった時点から、「今年○○大学○○学部○○学科に入学」でつながり始める。

 

そこに、サークルから勧誘がきます。

 

今のサークルの勧誘活動って、SNSなんですよ。しかも入学前から。

 

入学後の学生に、リアルに勧誘しているようでは遅いそうです。

 

 

勧誘ばかりでは新入生が興味をもってくれないので、サークルは様々な情報提供をします。

 

やっぱり学生が気になるのは、「単位がとりやすい選択科目はどれか?」ということです。

 

サークルは、「これがアンパイ(ラク)だよ~♪」という情報も盛んに提供する。

 

面白いのが、「この情報が、あてにならなかった」と大学1年生たちが憤慨していることです。

 

 

前期の授業は、すべてオンラインに振り替えられています。

 

これまで厳しかった年配の先生は、Zoomに馴染めずに四苦八苦している。先生も大変なんですね。

 

笑ってしまったのが、初回の授業で学生たちが待っているのに、先生だけがなかなか入って来られなかったそうです。

 

結果、先生は強い態度に出られず、簡単なレポートの提出しか学生たちに要求しない。

 

厳しいと聞いていたのに、蓋を開けてみたらラクな授業だった。

 

 

逆に、これまでラクだった若手の先生は、Zoomに興味をもって使い倒そうとする。

 

結果、やたらとオンライン上で学生たちに議論させたり演習させたりする。

 

ラクだと聞いていたのに、すごく大変な授業だった。

 

もう激変ですね。

 

3年生たちの経験(情報)が、1年生たちに当てはまらない。

 

 

こんな子たちが、数年したら社会人になる。

 

もう私のようなオジサンと、物事についての認識がまったく違います。

 

見ている世界・生きている世界が、まるで違う。

 

これはもう、しょうがないんです。

 

大事なのは、「まるで違う」という前提に立って、話し合いができる・すり合わせができることです。

 

すなわち、対話できることです。

 

 

ちなみに、この学生さんたちと私は初対面です。もちろん、オンラインでお話ししました。

 

「オンラインで初回から深く話し合える『対話型の自己開示法』」の検証をするために、自分でも四苦八苦しながら実践しています。

 

私も苦労してるんです(苦笑)。

 

 

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