vol.538 => これからの日本に求められる「まとめる力」・・・

□■□■-----------------------------2020.2.17-□■□■

 

     【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」(毎週月曜日配信)】

 

□■□■----------------------------------□■□■

 

クロスロードの辻口です。

 

今日は、

 

       これからの日本に求められる「まとめる力」・・・

 

というお話です。

 

 

前回、「対話は『回すもの』である」というお話をしました。

 

対話を回すと、合意が形成されやすい。

 

 

ただ、「合意を形成する」というと、ちょっとカタイですよね。

 

そこで、「話をまとめる」と言い換えてみます。

 

この「話をまとめる力」が、これからの日本で求められている。

 

 

これまでの日本って、「まとまっているようで、少しもまとまっていなかった」のです。

 

この5年ほど中国を見てきて思うのですが、成長している時って、まとまってなくても何とかなるんですよね。

 

ダイエー創業者の中内功さんが「売上はすべてを癒す」と言ったそうですが、ホントにそうなんです。

 

問題があっても、売上が伸びれば何とかなる。成長すれば何とかなってしまう。

 

だから、まとまっていなくても、成長している時って何とかなっちゃうんです。

 

そのダイエーは、成長が止まった途端におかしくなった。

 

 

じゃあ、この30年ほどの「成長が止まった日本」は、まとまってきたか?というと、そうではない。

 

みんなでジワッと我慢してきただけです。

 

「まとまっていた」わけではない。

 

特に今の大企業がそうで、全然まとまっていない。ただ、みんなでジワッと我慢している。

 

意思決定は、話がまとまって決まったわけではない。

 

「まあ、しょうがないか」という感じで、「なし崩し」で決まっている。

 

これじゃあ、エネルギーは出ませんよね。

 

 

こうした時代に本当に必要なのは、一人の卓越した強いリーダーじゃないと思うんです。

 

地道に対話を回して、話をまとめていく。そういう人が複数いることのほうが、重要ではないか。

 

派手なビジョンを打ち出すわけじゃないけど、みんなを巻き込んでいく力がある。

 

議論で相手を打ち負かすんじゃなくて、地道に対話を回して話をまとめていく。

 

こうした「まとめる力」のある人が、これからの日本に求められていると思うのですが、いかがでしょうか。

 

------------------------------------------

  

▼話をわかりやすくするために、割り切った表現をすることがあります。どうぞ、ご容赦くださいませ。

 

▼本メールで得たノウハウや考え方、ヒントなどを、転用、転載、転送するのは、まったく構いません。

 断る必要も出典を明示する必要もありません。遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)/

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃■発行元 :クロスロード株式会社 http://www.kikidasuchikara.jp/

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Copyright (c) 2020 CROSSROADS,INC. All Rights Reserved.

一度、対話について体系定期に学んでみませんか?プライベートでも活かせます。3人集まれば受講できます。