vol.534 => 会話、対話、議論、討論、談論・・・

□■□■-----------------------------2020.1.20-□■□■

 

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

 

         会話、対話、議論、討論、談論・・・

 

というお話です。

 

 

会話、対話、議論、討論、談論、いろんな言葉があります。

 

ここで、ちょっと整理しておきましょう。

 

会話(conversation)は、特にテーマなく話し合うことを言います。

 

対話(dialogue)は、あるテーマについて話し合い、合意を形成します。

 

議論(discussion)は、あるテーマについて意見を出し合うことを言います。

 

討論(debate)は、あるテーマについて意見を出し合い、決を採ります。

 

あるテーマについて意見や案を出し合い、決を採らないのを談論と言います。

 

「談論風発」の、あの談論ですね。

 

 

対話とは、あるテーマについて話し合い、合意を形成することです。

 

そう考えると、ビジネスで最も必要なのは対話だということがわかります。

 

お客様や上司・部下・同僚と日常的に行うのは、議論や討論ではありませんよね。

 

 

「日本人は議論や討論が苦手だ」とよく言われます。

 

たしかに、私もそう思います。日本人は激しくぶつかり合うのがダメなんですね。

 

議論や討論は、ソクラテスが活動していた地中海沿岸地域で興りました。

 

大陸なので、議論して負けた方は出ていく。また、気に入らなければ出ていける。

 

当時の都市国家とは、そういうものだったのです。

 

勝ち負けをハッキリさせる。「出ていけ!」と言える。また、出ていくところがある。

 

日本は島国で、出ていくところがない。さらに、人口が少ないので人を大切にしなければならない。

 

「出ていけ!」なんてやってたら、貴重な人的資源が失われてしまう。

 

だから、激しくぶつかり合う議論や討論ではなく、対話が得意になりました。

 

 

そう。元々日本人は対話が得意だったのです。

 

とはいえ、これは江戸時代くらいまでのこと。

 

明治以降の人口急増や、戦後の高度成長などにより、それが薄らいでしまいました。

 

対話なんかするより、みんな同じ価値観で、同じ方向を向くほうが生産性が高い。

 

成長期は、それでいいんです。

 

でも、停滞・縮小期は、そうはいかない。

 

 

日本は、バブルの処理に失敗して、世界の反面教師になりました。

 

人口減少期の乗り切りには、何としても失敗したくないものです。

 

昔、得意だった対話に、もう一度取り組むべきだと思うのです。

 

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